猫の恩返しの全セリフ

アニメ『猫の恩返し』の全セリフを紹介のサイトです。

もし あなたが

ちょっと不思議で

困った事に出会ったら

そこを

訪ねてみるといい

 

そこには・・・・・

 

(目覚まし時計の音)

うーん…

ハッ いけない!

ハル 起きてる?

今 起きた!

よし

おはよ

まったく

目覚ましかけるだけムダよ

行ってきます

食べないの おいしいのに

(母) うーん

おいしすぎるぅ

人でなし!

(母) 行ってらっしゃい

あっ

(野球部員) エッホ エッホ エッホ…

あっ

しまった!

エッホ エッホ エッホ…

ちょっと!

うそぉー

(古文の先生) 国破れて山河あり

城春にして草木深し

時に感じては花にも涙をそそぎ

別れをうらんでは鳥にも心を驚かす

吉岡

コソコソする暇あったら早く席につけ

はい

(生徒達) ハハハ

(ひろみ) あちゃー

(町田) ハハハハハ

うっ…

もう! やんなっちゃう

おかげで遅刻して

みんなの前で恥かいて

町田君にも笑われるし

(ひろみ) 笑ってたねぇ

どうして?

一体 何をまちがったわけ?

これは何かの前兆だね

もっと恐ろしいことが―

これから始まるんだよ

なぐさめてよ

(おばさん) あら 見かけない猫

(ひろみ) そんなに町田がいいかね

だって カッコイイもん

告白は?

それが彼女いるらしいのよ

一年の子でしょ 美人らしいね

知ってて言うかっ

フラれた時は なぐさめようと

思っているわけよ

アンタって女は!

でも 私は柘植ちゃんの方が

カッコイイと思うのだけどな

あんたこそ さっさとフラれて…

なんかくわえてたね

どろぼう?

さあ?

なにやってんのかね

オーイ! 猫ぉ 危ないぞー

あーあ

まいっか 猫だし

なんかヤバくない?

え?

うそっ なにやってんの

ちょっと ハル!

(運転手) うわっ

(ブレーキの音)

やった ハル すごい!

あっ!

こらーっ 待て トラック!

ハァ ハァ ハァ ハァ…

ネコ…

大丈夫?

ハッ!

大変 危ないところを

助けて頂き

まことに ありがとうございました

お怪我はございませんでしたか?

え… あ… う…

失礼とは思いますが

今は急いでおりますゆえ

お礼はまた あらためて

とんでもない

あ?

ハルー!

あーあ やっちゃった

猫の命には換えられないか

今の見た

え?

猫がおじぎした

ハル どっか打った?  

ただいま

踏まないで!

柄が決まんなくってぇ

ごめん悪いけど ごはん作ってくれる?

ねぇ お母さん

んー?

猫って話せるの?

(母) さあねぇ

えっ?

昔も言ってたけど

えっ?

こんな小っちゃい頃

「私 猫とお話できるのよ」って

言ってたよ

そうだっけ?

(母) 忘れたの?

うーん…

ん?

どうしたの?

ミュー

そう おなかすいてるの

おさかな好き?

ミュー

そっか そっか じゃ お食べ

こんなに汚れちゃって

おいしい?

ミュー

そーか そーか

もっと食べる?

ミュー

よしよし

ぜーんぶ お食べ

ミュー

いいよ いいよ お礼なんて

ハル!

あっ お母さん!

なにしてたの?

猫とお話してたのよ

それで「猫となに話したの?」って

聞いたじゃない

そしたら「世の中 生きてくのは

大変だって言ってたよ!」なんて

あなたが言うもんだから

もう 私おかしくって

そんな頃もあったなぁ

とにかく明日は ちゃんと起きて

朝ごはん食べて行こう

(鈴の音)

(のら猫) ウミャー

ミャー ニャオン

ミャー

ミャー ミャー ミャー…

ミャー

ウギャー

ウミャー…

ニャホン ッホン

えー うん?

これこれ

ん?

ウン ウン

もうちょっと近う

ご紹介いたします

こちらは我らの国を治めておられます

猫の国の王!

猫王様にございます

(猫王) 照れるね

本日 あなた様が―

お助けになられたお方は猫王様のご子息

ルーン様にあらせられます

あまりの事の重大さゆえ

猫王様じきじきに お礼に伺いました

はぁ

あ… うーむ

ありがとね

へ へへ

わっ!

目録にございます

明日より あなた様にたくさんの

幸福が訪れるでございましょう!

どうも

ん…

じゃね  

(目覚まし時計の音)

ハークシュン!

夢オチ?

(電話の着信音)

ホントにハルじゃないの?

知らないって ホントにぃ

じゃ誰よ これ

(母) ハル!

ハル 早く来て!

どうなっちゃってんの!

ねこじゃらし!

あーもう 私 仕事のしすぎだ

今日は寝る

ニャーオ

うそっ

なんでー?

あっ

ハルー これこれ 問題のスティック

おはよ ごめん 先行くね

ニャア ニャア ニャア ミャア

なにやってんの?

マタタビでも―

持ってるんでしょうか

マタタビ? なんで?

さあ

コラ 吉岡! 猫連れて来ちゃイカン!

(ハル) かってについて来るんですーっ

ハァ ハァ 一体 なんなのよ

ん?

ヒィッ!

ヒィィィィ!

フニャー! フニャー!

イヤっ イヤっ!

夢じゃなかったんだ

やっぱり あの猫達の仕業なんだ

猫なんて助けなければよかったってこと?

ん?

あれ? んー

ハル

うあ! なっ なに?

マタタビの臭いとれた?

うん 大丈夫みたい

猫も追っかけて来ないし

よかったじゃん

うん

頼みがあるんだけど

今日の掃除当番 代わってくれない?

柘植ちゃんが試合なの

すぐ見に行かないと間に合わないのよ

お願い!

ああ うん いいよ

掃除当番ね

ありがとう ハル!

柘植ちゃん ファイト!

オシッ!

やったぁ 柘植ちゃん カッコイイ!

ハッ!

うわっ

(町田) 段差 気をつけて

(少女) うん ありがとう

痛いなぁ もうっ

あっ

しまったぁ

派手にやっちゃったなぁ もーっ

あ いけない

ハァー…

私 一体なにやってんだろ

いたいた ハル様ぁ ハル様ぁ

ん?

んー?

エヘヘヘ

あーっ

あん?

あんた達ねぇ

朝からいろいろ

ハイ 喜んで頂けて

ないわよっ!

にゃ? にゃぜにございます!

我が国あげての一大プロジェクト!

最大級のお礼の気持ちでございますぞ!

そんなこと言ったって

私はネズミ食べないし

ねこじゃらしもマタタビも

ありがたくないのよ

あ ささ… さようでございましたかぁ

これはとんだご無礼を

いや しかし 誤算だにゃあ

猫王様になんと報告してよいやら

あ ゴメン 気を悪くした?

言い過ぎたよ ごめんねっ

実は私もここんとこ

いろいろあったもんだからさ

は? いろいろと申しますと?

いろいろと言ったら

そりゃもう いろいろよ

なるほど そうですか

ハル様のような きれいな女性にも

悩みがおありなんですねぇ

えー?

またっ べつにいいよ

いいえ! よくありません!

こうなったら 私どもも意地です!

ぜひともハル様に

ご満足 頂かなくては

まだ なにかあるの?

はい

ぜひとも 私どもの住む

猫の国へ おいで下さいませ!

猫の国?

いい所ですよ

自然が豊かで

食べ物もおいしゅうございます

ハル様のことは国をあげて

歓迎いたしますですよ

へぇー

さらに! さらに!

猫王が申されますには

昨日お助けになられた

ご子息ルーン様の お后に

ハル様をお迎えしたいとの

ことでございましたにゃー

はあー?

うそうそ!

うまいこと言って そんなことあるわけ

だって王子様 猫じゃない!

何をおっしゃいますやら

猫とは申せ ルーン王子

カッコイイじゃないスかー!

えっ

カッコイイ?

うん うん

ふーん そっかぁ

猫の国もいいかもね

おぉ!

日がな一日ゴロゴロしてるんでしょう?

それはもう!

天国かもね

おいしいものいっぱい食べてお昼寝して

イヤなことは みーんな忘れてさ

でも 猫のお嫁さんはオーバーよ

たとえ王子様でも それは

あれ?

それでは今夜 お迎えにあがります

なにそれ どういうこと?

ちょっと 待って!

きゃあ

イッターイ

あれ? ちょっと 待ってよ

だからぁ えっと そのぉ つまり…

どうしよう!

あの猫達なら きっとやるわ

私 猫の国に連れていかれちゃう

猫のお嫁さんにされちゃう

♪たーかーさーごーやー

(太鼓の音)

やだやだやだっ 絶対やだぁーっ

(謎の声) ハルちゃん

ハルちゃん

誰?

ハルちゃん 猫の事務所よ

猫の事務所を探して

違う!

誰! 誰なの?

猫の事務所?

きっと助けてくれるわ

十字街で 白い大きな猫が

場所を教えてくれるから

白い大きな猫?

ハルちゃん 十字街へ行って

猫の事務所を探して  

猫の事務所なんて 聞いたことないけど

白い大きな猫と言ってもなぁ?

でもキレイな声だったから

白いキレイな猫だったりして

あーでも 疲れた

ひ・と・や・す・み と

わわわわっ

なに? なんなの!

なに このブタ猫!

なんで こんなとこにいるの?

あっ

白い大きな猫

まさかっ!

キミ 猫の事務所を知らない?

助けて欲しいんだけど

人違い…

じゃなかった 猫違いね

座っちゃって ごめんなさい

ついて来な

やっぱり!

ちょっと待って!

えっ?

あっ…

ねぇ ちょっと

道を歩いてよ

意地悪だな

ブタって言ったから?

わっ

ふうっ

ハッ

はぁー…

あれ?

不思議な所

猫の事務所は?

聞いてる?

私 困ってるの

猫の国へ連れていかれそうなのよ

あっ

まさか ここ?

おい バロン 出番だぜ

もったいつけてないで 出てきてやんな

ようこそ! 猫の事務所へ

ハァー…

カッコイイ

ここは キミ達が住む所とは

少しだけ違った場所

心を持ったもの達の世界

人が持つ 想いや願いを

こめて作られたものには

いつしか心が宿る

私や 彼のようにね

すごい!

彼はトト 心を持ったガーゴイルだ

珍しいな男爵 お客さんかい?

まあね かわいいお客さんだろ?

男爵?

フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵

私を作った人が そう名づけてくれた

だから バロンね

話は聞かせてもらったよ

猫の国の連中に―

つきまとわれているんだね

あっ はい そうなんです

車にひかれそうになった猫を助けたら

恩返しに招待すると言われて

恩返し?

まったく

人のいい お嬢さんだぜ!

そんな連中 ほっときゃいいものをよ

(トト) あいかわらず 口が悪いな

おまえには猫を助けた―

この子の優しさが分からないのか?

でも そのおかげで

困っているのだろう?

おせっかい 焼くからだ

この子とは どこで会ったのだ?

十字街さ

ここのことは最初から知っていたぜ

フム…

声が聞こえたんです

誰だか分からなかったけど

(バロン) 声?

(ムタ) 誰だか分かんない声を信じたのか?

人のいいにもほどが イテッ

なにしやがる!

そのへらず口 だまらせてやろう!

よけいなことを

ちょっと 私のために 乱暴はっ…

(ムタ) イテテテ…

キミは たしか

え あっ ハル… ハルです

そうか ハル どうぞ中へ

(バロン) 彼らは気にしないでいい

(ムタ) この靴ずみヤロー

靴ずみで結構! カラスは黒いんだ

おじゃましまーす

ん?  

うわぁ ステキな所

さあ 入って そのへんにかけて

はい

紅茶にはレモン? ミルク?

ミルクで

へえー

この趣味 好きだなぁ

どーぞ

どうも

カワイイ

私のスペシャルブレンドだ

そのつど 味が変わるので

保証はできないがね

おいしい!

これ ホントにおいしい

キミはついてる

そんな青くさいもの よく飲むぜ

猫舌のおまえさんには向くまい

おまえこそ 鳥目だろう

ムタ

前に キミから猫の国の話を

聞いたと思ったが

ありゃあ まやかしだ

自分の時間を―

生きられないヤツの行く所さ

(バロン) 自分の時間?

猫王様の家来が

私を王子様のお嫁さんにしたいって

なっちまえばいいじゃないか

そんなもん!

そんなっ

結構 楽しいかもよ

身も蓋もない

なんだって経験だろ

なるほど

実は私も―

猫の国へは一度行ってみたかった

いい機会かもしれん

さすが男爵 オレは遠慮するがな

おまえも行くんだよ

あそこはどうも苦手なんだ

この子も一緒に連れて行くのか

それは賢明じゃない

かといって 一人で残すわけにも

よせ よせ

小娘のおもりは もっと苦手だぜ

(バロン) 忙しいのか?

(ムタ) ヒマだけどよ

あの 私 帰ります

んー?

えっ

皆さんに迷惑かけて バカみたい

もともと 私のおせっかいが悪いのだし

自分でなんとかしないと

そうか

力になれなくてすまない

クーッ

あーあ 分かったよ

ん?

留守番するだけだぜ

偉いぞ ムタ!

よし 決まりだ

ハル こっちへ戻りなさい

でも…

ムタはいろいろ言うが

内心まんざらでもないタイプなんだ

(ムタ) フン!

ふーん

そっか

ホントは いい人なんだ

(バロン) そういうことだ

どーとでも言いやがれ

お世話になります

ブタさん

あっ

ブッ ブー?

(ムタ) ワザとまちがえただろっ

(ハル) ごめんなさい

ワザとじゃありません!

この子なかなかやるじゃないか

やっぱり 断る!

そうだ たしか戸棚の中に

おいしいシフォンケーキがあった筈だが

どこだ そりゃ

右側の上

早く言えよ

切り分けて 景気づけに―

パーティーといこう

よし 私は秘蔵の桑の実をとって来よう

よく分かんないけど

おもしろくなりそう

私も何か手伝います

フム…

手伝いもいいが ハル

キミがどうすれば しっかりと

自分の時間を生きられるか考えよう

それさえできれば―

何も恐れることはないのだからね

うん

バロン 手ぇかせ

クリームのせるからよ

本格的だな

(ムタ) 当然だろ

何かステキなものが見つかるかも

(ドアをノックする音)

ハイッ?

トトさんかな?

ハル様 お迎えにあがりましたにゃー

ヒッ 出たっ

やだ なに?

ん?

ああああーっ

マズいな

あっ あっ…

面倒みるって言ったのにぃー

バロン! 猫どもが集団で押しよせて…

ありゃ?

ホントに鳥目だなっ!

あとを追う!

あっ!

イタタタ…

ハル様 捜しましたぞ!

帰る

にゃあ?

きゃあ!

危ないですにゃ

降ろして! 帰して!

今すぐ 戻るの!

ハハーン いわゆる一つの

マリッジブルーですにゃ

ちっがーう!

面倒なことになっちまったぜ

ぎゃっ

イテェー

(ムタ) おいこら イテェだろ 放せ

ムタさん それに バロン!

コラ イテー!

放せと言っている

(バロン) トト 今だ!

放すなよぉー

なんでよけるのよっ

そんなムチャにゃ

おにょれーっ

うにゃ!

やった!

重量オーバーですにゃー

トト!

分かってる!

ああっ!

どこ走ってるのー!

おっと!

やられた

上昇だ

分かった

どうする?

風だ あの光を追え!

分かった!  

あいたたた…

腰打ったぁ

なんでかなぁ もう

ここどこよぉ

あれ? ムタさん大きくなった?

おまえが小さくなったんだよ

ふーん

どうして?

とうとう来ちまったからさ

ここが 猫の国?

ここだな

ミャー

ミャーオ

ミャー

ミャー ミャーン

すごい ホントに猫が住んでる

そりゃ 猫の国だもんな

おいおい

はーっ こういうの久しぶり

なぁ 出口探してとっとと帰ろうぜ

もうちょっと

おまえなぁー

だって 気持ちいいんだもん

(ユキ) ダメ! 早く帰って

えっ

早く ここから逃げて下さい

へー きれいな猫

やっぱり 猫の国は違うなあ

のんきなこと 言わないで

ハルちゃんはここにいてはいけないのよ

どうして私の名前 知ってるの?

ハル様ぁ

ん?

あ またあの猫

いやいや 見つかってよかった

ハァ ハァ…

こちらに入る時

落としてしまったようで

ご家来様の―

重量オーバーのせいですにゃー

家来だとぉ

違うの ムタさんよ

そうですか さあさ

歓迎の準備が整っておりますゆえ

どうぞ ブタ様も

ブ ブー?

でも私…

猫王様も お城でお待ちですよ

お城?

お城はほら あれ

ああ あれか

そう そう

うーん

おい まさか行く気じゃ

あいさつぐらいして帰らないと

王様には失礼かも

おまえ いいかげんにしとけ

ささ

あっ ちょっと待った

あの子も一緒じゃダメ?

そのほうは

はい 給仕のユキと申します

なるほど 城に仕えておる者か

ハル様

この者には あとで会えますにゃ

そう じゃあとでね

おっ おっ おーい

ハルちゃん…

なにあれ? 気持ちわるっ

うーん 来た来た

ワシのかわいい娘が

(ナトリ) ん?

よーし 直接 見てくるにゃー!

フム どこかで見たよーな

猫王様にお会いになる前に

お召し替えを

(ハル) 着替えるの?

殿方はあちらに

なんで オレだけ

エッチ

エッチってなんだ?

あちらに甘い物など―

用意しておりますにゃ

そうか

ふーん

なんか きれいかも…

ホントにもう お似合いです

ルーン王子は

全メス猫の憧れの的

きっとお幸せにして

もらえますにゃあ

そお?

あっ 違う違う

そのことなんだけど

(猫王) いやはや 美しい

まさに ルーンの后にふさわしいにゃあ

フンッ

ん?

アグ アグッ…

ムシャ ムシャ…

ナトル あの者は?

ご家来のブタ様とか

ブタ?

聞かない名だな

恐るるに足らず

ムッ  

私 悪いんですけど

結婚の話はちょっと

あれ

オーケーしてくれたんじゃなかったの?

そのように聞いて おりましたが

(ハル) 王子様はどこ?

地方で経済連の会食に

うーん

(ハル) とにかく―

まだ よく知りもしない相手だし

王子様は猫でしょう?

私 猫にはなれないし

(猫王) んー?

ふふん

そのことなら ご心配なく

もう なってるにゃ

へ?

んー

えっ

(女官) ささささ…

はぁー すごい 本物だ

猫ぉーっ?

ムタさーん!

キャー!

どうしたのぉ?

マタタビゼリーを浴びるほど食べたい

と申されて このようなありさまに

まさか こんな死に方しなくても

えーん バカバカ ムタさんのバカ

あの 祝宴のご準備が

イヤよ! はなれたくない

(ナトル) では ごいっしょに

あれがハル様?

んー お見事な耳!

ふくよかな肉球

(シェフ) ネズミはお嫌いと

伺いましたので

とれとれピチピチの お魚ですにゃ

ハル殿 退屈そうだにゃ

はっ

おい にゃにかやらんかね

では例のやつを

(軽快な音楽)

ニャーッ!

ニャオ

ニャ ニャ ニャ

ニャオ

ニャイーッ

ほぉー

ムフフフフ

ヒック ヒック…

もっと おもしろいの!

はっ

(ドラムロール)

アチョーッ!

イニャーン

ウッ

あら

ンー ウン

エホン エホン

ニッ

シッ

はっ

アァー

つぎ!

(軽快な音楽)

フッ クッ クッ

にゃー はっはっはっ

にゃー はっはっはっ

あん?

ウァー

もっとマシなのは いにゃーのかっ  

(猫王) ん?

私がハル様を―

喜ばせてごらんにいれます

フーム

どうされます?

まっ いいんじゃにゃい

ん?

お嬢さん わたくしと一曲

私 ダンスなんて踊れにゃいって

あっもう 猫語になってるし

うん?

おまかせを

(アコーディオンの音)

(ワルツのメロディ)

なかなかいい感じですにゃ

ふん

(ハルの心の声) なんだろ これ

こんな気分はじめて

このまま猫になってもいいかも

(ヒゲが伸びる音)

キャッ

ダメだハル 自分を見失うんじゃない

えっ?

キミは キミの時間を生きるんだ

うーっ

前にも そう言っただろ

あなたは…

その音楽 やめーい!

コソコソと怪しいヤツ

貴様 一体何者じゃ!

これは名のり遅れて失礼した

決して怪しい者では

ハァー…

私は フンベルト・フォン・ジッキンゲン

ハルを迎えに来た!

バロン!

こんなのって!

ありですかにゃ

あるわけないにゃ

ひっとらえぃ!

ニャー

ニャー

フニャ

(器の割れる音)

んー

もう食えん

キャー おばけー

やった! ムタさん生きてた

やべ

待てぇ この狼藉者!

早く! 陛下を安全な所へ!

(猫王) 逃がすにゃよー

危ないですよ はーい

貴族の方は こっちからどうぞ

こっちです はいー

キャッ

(猫兵) にゃー

どけぇ

ムタさん すごい

オレは関係ねぇぞ

こっちです

あなた さっきの!

バロンさん

助けに来てくれると思ってました

なぜ 私のことを?

猫の事務所のことは聞いてましたから

さっきはごめんなさい

あなたの言うことを聞いていれば

こんなことには

大丈夫 夜明けまでにこの国を出れば

また もとに戻れるから

ホント?

外へ通じる抜け穴です

(バロン) これは便利だ

でも ムタさんは?

フム…

彼は大丈夫だ ハル急げ

うん

ウアーッ

城のウラだな

あの塔の先が外へ通じています

(ハル) うわっ たっかーい

(ユキ) ふもとの廃墟を抜けて

登って行くしかないのですが

(バロン) なんとかなるだろう

よかった

バロンさん ハルちゃんをよろしく

あっ 待って

行っちゃった

まだ お礼も言ってないのに

ハル これはあくまで推理だが

キミを私の事務所に導いたのは

あの子じゃないのか

(謎の声) ハルちゃん 猫の事務所よ

そうだ あのキレイな声 まちがいない

でもどうして

(物がとびちる音)

ニャー

おまえのせいで

オレは とんでもない目に

とにかく今は急ごう

うん

オレの話 聞けよ

うふ 入ったかにゃ

ハイ 入ったようです

よーし

我が国が誇る迷路の堀です

高見の見物だにゃ  

フム 厄介だな

(ハル) でも まだ昼だし

(ムタ) ここは いつでも昼なんだぜ

えっ?

そうなの?

多分 今ごろ 外は夜中だろう

そんなっ 急がなきゃ!

あっ あっ えっと えーっと…

どっちに行く?

(ナトル) 迷ってますにゃ

そう簡単に進めるものか

ねぇ 陛下

フフフフフ

余裕だにゃ

(ナトリ) 兵の配備は?

(ナトル) あそこに

(猫兵達) ホッホッホッ…

こっちへ行こう

一つ一つ調べて行くしかない

絶えず塔を見るんだ

方角を見失わないですむ

そっか

ムタさん ずるい

正直に迷ってやるこたないぜ

(猫兵B) いたぞ!

ゲッ

なんで こうなるんだ!

ムタが囮になってるうちに急ごう

うん

囮じゃねぇぞぉー

ニャッ

おっ あーっ

キャッ

下がれ ハル!

うにゃー!

ニャーッ!

ニャー!

あいニャッ!

ドワッ!

強い!

曲がっちゃった?

いや そろそろ買い換えたかったんだが

(ハル) 物持ちがいいんだ

(ナトル) ナイスショット!

(カーン)

あっ 当たっちゃった

にゃに?

猫王様 あんまりです

んー ないしょ ないしょ

ナイショはいいんですが ナトリ様

ん?

(ナトル) なんかバラバラですよ

(ナトリ) みんな迷ってるにゃー

(猫王) ハルちゃんは?

(ナトリ) あっ あんな所に!

(ムタ) よっ!

(ハル) おかえり

(バロン) そっちは?

(ムタ) 行き止まりだ

フム…

クックックッ

細工は流々だにゃ

ん?

また行き止まりか

難しくなってきたな

んーと んーと…

おかしい! さっきここに壁なかった

そんなわけないだろう

ホントよ さっきここ通ったもん

壁に足でも はえてるってのか!

これは壁じゃないぞ

ハリボテだ

(猫壁) ニャハー

ニャン… ニャー… ニャ?

ほらぁ

でかしたぞ ハル

こうなるか ふつう?

ありゃーっ

あ・れ・ほ・ど

一列に並ぶにゃと言ったのに!

(猫王) 逃げられるぞ!

(ナトリ) あっ 猫王様お待ちを

ハァハァハァ…

(ハル) 先行って すぐ追いつくから

キャッ

キザなことを…

いいよ バロン

まかせろ!

(ヒゲが伸びる音)

ん?

(ナトリ) 猫王様危険です おやめ下さい

そうはいくか!

こんなこともあろうかと

塔に兵を隠してますよー

(猫王) おおお!

いいではにゃあか

フフッ いいぞ いいぞ

ウニャーァ!

おっ!

塔の建て付けがいまいち

ダメではにゃあかっ

こうなったら最後の手段っ!

まさか いけません あれだけは!

あれをやれば さすがに

好感度が下がりますぞぉ

スイッチ!

ありません! そんなものここには

はい コードレス

ヌーッ フッハッハッ…

やったー 広いとこに出たよ

(バロン) もう一息だ

(ナトリ) あわわわ…

今にゃっ

(爆発音)

キャッ!

なに?

つかまれ!

うわぁーっ

にゃーっはっはっはっ

(ナトル) スペクタクルですにゃー

行こう!

(ナトリ) あわわ

(ハル) あーあ 低くなっちゃったね

しばらく様子見だな

やむをえん  

(猫王) フハハ ニャッハハハ

早よ来い! 早よ来い!

ニャハ ハッハッハ

(猫王) ジッキンゲン君

また会えてうれしいにゃ

ハルちゃーん

すぐ お城に連れて帰るから

待っててにゃー

猫も悪くないぜ

ネズミ 好きにならなきゃダメ?

まだ諦めるのは早いらしいぞ

これは一体 なんというありさまだ!

父上ー!

ルーン もう帰ってきたんにゃ?

皇太子殿下なるぞ 直れぇ!

王子様?

ユキちゃんの知らせを聞いて

急いで帰ってみれば

これは一体なんのさわぎですか!

ハルちゃん

あっ

(ハル) また会えた

よかった 間にあって

いや だからちょっとしたお礼をにゃ

おまえだって ハルちゃんみたいな子が

お嫁さんに来てくれたら

うれしいかにゃーって

そんな気遣いは無用です

僕は このユキちゃんと結婚します

へ?

うっそー

急な話らしいな

やるじゃないか 王子様

ユキちゃん これを

キミの故郷で探してきたんだ

まさか 懐かしい!

それ 昔 私が好きだったクッキー

そうよ

みなしごだった私に ハルちゃんが

食べさせてくれた お魚のクッキー

そっか あなた あの時の子猫

あんまりキレイになってたから

気がつかなかったぁ

ユキちゃん

これから始まる僕らの暮らしの記念に

このクッキーを受け取ってくれるね

って 言うことはー

二人は結婚するってこと?

んー

すごいすごい ユキちゃん おめでとう

ありがとう ハルちゃん!

私 ハルちゃんに会ってなかったら

おなかをすかせて―

倒れていたかもしれないし

僕も危ないところを助けて頂きました

まさかあなたが いつも―

話に聞いていたハルさんだったとは

あなたは僕ら二人の恩人です

どんなお礼をすればよいでしょう?

お礼なんていらない!

だって私もうれしいんだもん

やっぱり猫を助けてよかったのよ!

(猫王) おっおっおっ うぉーん…

なんとまあ感動的

そうか

おまえには決まった人がおったんか

しょうがないにゃ うん うん うん

問題はハルちゃん

さぞかし 寂しかろうなぁ

(ハル) べつに

いにゃいにゃ… 倅がダメならば

ワシの妃にならんかにゃ

クッキーでも魚でも

なんでも好きな物を

食べさせてあげるにゃ

どう?

それより 私をもとの姿に戻して

それは お答え次第

ムッ!

かってなことばっかり言ってぇ

私がアンタの妃になんか

なるわけないでしょ

この変態ネコォー!

ねね どうして?

ガッハッハッ…

こいつは ケッサクだなあ

当然よ!

オレは ハッキリした女が好きなんだ

おまえのために一肌脱ごうじゃねぇか

このルナルド・ムーン様がな!

ルナルド?

ルナルド・ムーン?

あのルナルド・ムーンか?

思い出したぁ

にゃに?

お忘れですか 猫王様

この国の歴史 最大にして

最悪のあの事件!

どこからかフラリとやってきて

湖の魚をすべて食い尽くし

逃げたという

伝説の大犯罪者 ルナルド・ムーン!

(猫兵) 恐しい

なんてヤツだ

おまえ そんなことやってたのか

くだらない

へへっ

今度は城ごと飲み込んでやるぜ!

うわわ

早く陛下を安全な所へ!

うぬぅ… くーっ

やだにゃー!

ハルさんを守れ!

(隊長) ハッ

全隊 前へ!

おにょれー

猫王様っ

父のことは僕にまかせて

皆さんは早く逃げて下さい

しかし 塔が落ちてしまった

大丈夫! まだ道は通じています

不思議

マズい 夜明けだ

オレにまかせろ!

え? なに? まさか!

ウガァー

投げないでー

おっ?

よし!

ハル 走れ! すぐ行く!

お元気でー!

うん

(ハルの心の声) ありがとう ユキちゃん

私 まちがってなんかいなかった

猫を助けたことも

迷って苦しんだことも

みんな 大切な自分の時間だったんだ

うがぁー

うわー

先に行け!

すまん

父上は?

あそこに

父上 危険です 降りて下さい

なんて ムチャなことを

わたくしが連れ戻します

はあ はあ はあ…

うぬーっ よっとぉ

神妙に勝負だにゃ!

望むところ!

男爵

ハルを頼む

よし

はあ はあ はあ…  

にゃおーっ

(ピシッ)

おーっ!

ううーん

あっあっああー

勝負あったな 猫王

くやじーっ

(猫王) おせっかい焼きの猫人形の噂は

聞いていたが

これほどの腕とはにゃ

聞けば どこぞの裏通りに

立っているだけの暮らしとか

(猫王) この国に来て―

ワシの仲間ににゃっていれば

よかったものを

はっ!

あいにく 不自由な暮らしも

気に入ってるのさ

(ハル) キャー

ここどこぉー?

何をした!

にゃははは…

何もしないにゃ

塔がこれだけ崩れれば

出口がどこへ移動しても

不思議はないにゃ

失礼する!

ニャーハッハッハッ…

(ナトル) ハル様ぁ

うかつだったか

でも見て ハルちゃんがもとの姿に

あっ あっ…

落ちるっ

落ちるっ 落ちる

もうダメェー

ハルー!

んー

ムタさん 重いって言わないで

でも… 次 こうなる前に…

ダイエットしとけぇ

きゃー!

うぬー

苦しぃー

ハルー!

キャッ

絶対 死んじゃうー!

まだ死んでない! 目をあけてみろ!

バロン?

胸をはって 下を見るんだ!

胸なんてないのにぃー

オレを信じろー!

ハッ?

私達 まだ生きてる?

(バロン) ああ!

(ムタ) 多分な!

ひょっとして 私達?

カッコイイかもー!

はっ

(ムタ) なんだ なんだ

(ハル) わっ わっ

すごい数

(バロン) 助かったぞ

よぉムタ!

どうだい? 鳥に助けられる気分は

トトさん!

なんだ 靴ずみヤローか

(バロン) 助かったよ トト!

街の上に 仲間を集めておいて

正解だった

上を歩いて 痛くないかな?

(トト) ハルは軽いから平気さ

そぉ?

(ムタ) そんなハズは

(バロン) 見ろ ハル!

(ハル) 学校だぁ!

帰れた 私 帰れたんだ!

みんな ありがとう

(ナトル) やった やったぁ

わぁーっ ハル様ーっ

よかった

元気でね ハルちゃん

猫王様

ナトリ

ワシャ もう引退だにゃ…

では わたくしもごいっしょに

トトさん ありがとう

あーもう まだドキドキしてる

無理もない

でも ちょっと楽しかったけど

調子いいぜ

さてと ハルは学校もあることだし

早く帰って 少し休んだ方がいいだろう

そうだな

もしかして お別れ?

もうひと仕事だな

バロン 私 あなたのことが

好きになっちゃったかも

ハルの その素直なところが

私も好きだよ

もし ハルが―

本当に私達を必要としたなら

きっとまた

猫の事務所の扉は開くだろう

その時まで

しばしの別れ!

あっ

さよなら

ありがとー!

バローン トトさーん!

ムタさんもねー!

(ムタ) “も”ってなんだ

“も”ってーっ!

フッ  

(目覚まし時計の音)

うーん

あ 起きなきゃ

うわっ

おはよ

どうしたの こんな早く

今日 日曜だよ

ひろみと映画

混むから早めに行くの

ふーん

よし!

タマゴとサラダ 作っといたね

えっ?

私 もうすんだから

ポットに紅茶も入ってるよ

はぁ

あっ それね

へっ?

ハルちゃんのスペシャルブレンドよ

そのつど ビミョーに変わるから

味の保証はできないけどね

フフッ

あっ そう

あら いい香り

ハル! 情報よ

しかも たしかなスジ!

大ゲサだなぁ

別れたんだって 町田のヤツ

えっ?

ふーん そうなんだ

あれ なに その反応

なにが?

もっと ほかに言うことないの?

べつに

もういいのよ  

主題歌『「風になる』

ハル なんかあった?

なんにも

うそ!

ホントだってば

それより ひろみは?

なに?

柘植君とは どうなの?

えっ いや べつになんにも

♪忘れないで すぐそばに

♪僕がいるいつの日も

♪星空を眺めている

♪一人きりの夜明けも

♪たった一つの心

♪悲しみに暮れないで

♪君のためいきなんて

♪春風に変えてやる

♪陽の当たる坂道を

♪自転車で駆けのぼる

♪君と失くした 想い出

♪乗せて行くよ

♪ララララ 口ずさむ

♪くちびるを染めて行く

♪君と見つけた しあわせ

♪花のように

♪忘れていた窓開けて

♪走り出せ恋のうた

♪青空に託している

♪手をかざして もう一度

♪忘れないよ すぐそばに

♪君がいる いつの日も

♪星空に輝いてる

♪涙揺れる明日も

♪たった一つの言葉

♪この胸に抱きしめて

♪君のため僕は今

♪春風に吹かれてる

♪陽の当たる坂道を

♪自転車で駆けのぼる

♪君と誓った約束

♪乗せて行くよ

♪ララララ 口ずさむ

♪くちびるを染めて行く

♪君と出会えた しあわせ

♪祈るように

♪陽の当たる坂道を

♪自転車で駆けのぼる

♪君と誓った約束

♪乗せて行くよ

♪ララララ 口ずさむ

♪くちびるを染めて行く

♪君と出会えた しあわせ

♪祈るように

♪君と出会えた しあわせ

♪祈るように